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産学連携

2025年Sカレ冬カンのご報告です!

2025年Sカレの取り組みの中から、今後の商品化プロジェクトとして採択された段ボール製スマホホルダー「らくラック」のご紹介です。

※2025年Sカレの記事は『こちら

2025年のSカレ活動では 企画・設計の主体はあくまで学生になります。
関西学院大学・石淵ゼミの学生さんたちが自らリサーチ・発想・試作を重ね、美販は定期ミーティングの中で段ボール設計や使い勝手に関するアドバイスを行うスタイルで伴走しました。
その結果、冬カン(最終発表会)にて「らくラック」の企画が商品化案件として選出され、これから学生と美販がより密に連携しながら、商品のブラッシュアップと販路開拓に取り組んでいく予定です。

・課題意識から生まれた企画

学生チームが目を向けたのは「高速バスを利用する大学生のリアルな悩み」です。


アンケートやヒアリングを通じて、

  • 移動中はスマホで動画や配信を長時間視聴する人が多いこと
  • 「手が疲れる」「落としそうで不安」「姿勢がつらい」と感じている人が多いこと

が見えてきました。

特に Z世代の高速バスヘビーユーザーの利用目的として「推し活」が大きな割合を占めている点にも注目
ライブやイベントに向かう道中で、推しの動画や配信を見ながら予習をしたり、帰りのバスで余韻に浸りながら復習をしたりと移動時間そのものが“推し活タイム”になっている実態が明らかになりました。

そこで、
「スマホを手で持たずに済めば 推し活の時間をもっと快適にできるのではないか」
という発想から、高速バスの手すりに引っ掛けて使える段ボール製スマホホルダー「らくラック」の企画がスタート。
このアイデア段階から試作・改良までは 学生たち自身が中心となって進行
美販は定期ミーティングの中で 「段ボールで実現しやすい形状」や「強度を出しやすい折り方」などのアドバイスを行いました

・コンセプトと工夫

「らくラック」には 学生ならではの視点と段ボールの特性を活かした工夫が詰まれています。

① 手放しで使えるスマホホルダー
高速バスの手すり部分に本体を引っ掛け、スマホを差し込むだけで設置完了。
手で支え続ける必要がないため、長時間の利用でも手や肩への負担を軽減することを目指しています。

② バスの手すり形状に合わせた構造
実際にバスの座席背面についている取っ手の規格を調査し、市場に出回っている約90%の座席で同一規格が使われていることを把握。


その寸法に合わせて段ボールの差し込み構造を設計することで、ほとんどの夜行バスで使用できる汎用性を確保しました。
揺れや振動があっても外れにくく スマホを安定して保持できる形状になるまで 学生たちが試作と検証を何度も繰り返しています。

③ 段ボールならではの扱いやすさ
素材に段ボールを用いることで 軽量で持ち運びしやすく、使用後はリサイクルしやすい点も特徴です。
イベントやキャンペーン時のノベルティとして配布しやすいことも 企画の中で意識されたポイントです。

・Sカレ冬カンでの商品化決定

Sカレ冬カン(最終発表会)では 各大学のチームが1年間の取り組みをプレゼンテーション
関西学院大学・石淵ゼミの「らくラック」は

  • 実際の利用シーンが明確であること
  • 推し活というZ世代らしい文脈から、課題を掘り下げていること
  • 調査データに基づき企画を組み立てていること
  • 段ボール素材の特性を活かしたアイデアであること

以上の理由で美販として商品化にチャレンジする企画として採択

この時点までは、あくまで学生主体での企画・設計 美販はアドバイザーという立ち位置でしたが商品化決定を機に、ここからは「関西学院大学石淵ゼミ×美販」の共同プロジェクトとして、一歩踏み込んだ連携フェーズに入っていきます

・今後の展望

これからの「らくラック」プロジェクトでは

  • 段ボール設計のブラッシュアップ(強度・組み立てやすさ・寸法の最適化)
  • 高速バス会社・書店・イベント会場など、具体的な活用シーンを想定した仕様検討
  • 推し活ユーザーに届きやすい販路やコラボ先の模索

といったテーマに学生と美販が一緒に取り組んでいく予定です

学生たちは Sカレで培った「調査→企画→試作→検証」の経験をベースに今度は実際の市場やお客様を見据えたブラッシュアップに挑戦。
美販は段ボール設計・量産性・コストバランスといった実務面からサポートし、「アイデア」を「現場で使われる商品」に引き上げていく役割を担います。

・まとめ

関西学院大学・石淵ゼミとの取り組みは、学生が主体となって課題を見つけ アイデアと試作を繰り返すプロセスと企業がそのアイデアを現実解に落とし込むための視点を提供するプロセスが組み合わさった 産学連携ならではの事例です。

美販は今後もSカレをはじめとした産学連携を通じて、学生の学びとチャレンジを支えながら段ボールやパッケージの新しい可能性を社会に届けていきます。

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