実績詳細
繊細で割れやすいワインボトルのケース
MISSION
緩衝性の高いワインボトルケース
ワインボトルを発送するケースのご依頼がありました。ワインボトルは繊細で割れやすいため、発送用ケースとなると輸送中に破損しないための工夫が必要です。
ワインボトルは2箇所ほど割れやすい場所ががあります。ボトルの肩部分と、底から立ち上がった下の部分です。ボトルを作る際にその2箇所は薄くなってしまい、軽い衝撃でも割れやすいのです。また、今回のケースの素材はE段というダンボールの中でも薄め素材を採用しています。美粧性の高い印象に仕上げられるため、ギフトケースなどによく使用されますが、薄くなればなるほど緩衝性は低くなります。お客様のご要望で、見た目にもこだわりたいというお話だったため、E段でかつワインボトルをしっかり保護できる設計を考えました。
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ワインボトルの上部で固定
輸送中や運搬中に、ワインボトルが揺れないよう、パッケージ上部を固定し「振れ止め」にしました。また、フラップで天面を押さえることで、上下の動きも固定しています。フラップは通常、折り曲げずに少し空間をあけた長さになっているものがほとんどなのですが、今回は固定するため、フラップを折り曲げることで厚みを出し、上下しっかりと固定します。ダンボールの断面が見えないように折り込みを入れるなど、見た目にもこだわって設計しました。
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緩衝材として片段を使用する
今回は片段ボールというシートを2枚緩衝材として使用しています。片段ボールは通常のダンボールと違い、巻くことができるフレキシブルなダンボールで、緩衝材としてよく使用されます。この片段ボールをボトルに巻きつけて使用することでボトルを保護しました。ボトルのサイズが変わっても、片段の巻き数を調整することで箱のサイズにぴったりと梱包できるという利点もあります。また、紙製のため環境に優しく処分が簡単な点もオススメするポイントのひとつです。
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底の空間保持することで衝撃を吸収する
底面はフラップをくるくると巻き、緩衝性を高めています。緩衝設計が見えるように底部分をカットしてみました。少しだけ空間が空き、下からの衝撃にも耐えられるように工夫しています。
