こんにちは!営業部の宮口です。
以前からパッケージ制作のお手伝いをさせていただいているmadotachi様の”ハニタス”の新シリーズ”ハニタスLR”の販売決定に伴い、パッケージ制作のご依頼をいただきました。
過去に2回ほど、ハニタスシリーズの制作をスタッフブログでご紹介させていただきました。ご興味のある方はぜひこちらも読んでみてくださると嬉しいです!
紙×クリアケースで飾って楽しむ「組み立て式スタンド内蔵ケース」
Madotachi様の「ハニタス」新パッケージ制作をご依頼いただきました
今回もお客様と弊社担当者のこだわりが詰まったパッケージとなりました。そんなハニタスLRパッケージの制作ストーリーをご紹介させていただきます!
ハニタスLRは今までのハニタスと比べてサイズが小さく、販売個数も増量するというお話でした。そのため、梱包時に手数が少なく簡単にセットアップでき、コストを抑えたパッケージにする必要がありました。
梱包作業の効率化を高めた設計
当初はブリスターパックといってプラスチックを成形して商品の形を型取ったパッケージで進める予定でした。身近なものだと、薬の包装や芳香剤、リップクリームなどの日用品のパッケージなど幅広く使われている包装です。
しかし、金型代がかかってしまうため、今までのハニタスパッケージ同様に、紙のパッケージの内部にPETのパットを入れルアーを固定する方向で進めました。
今までのハニタスパッケージは梱包時、外装のパッケージにルアーを固定するパットが引っかかるという問題点がありました。販売個数増量のため、より一層箱入れをスムーズにしたいというご要望から、内部のPETはトレーのような形を採用しました。ルアーのサイズが小さく軽かったためトレー型でしっかり固定できる機構に作り上げることができました。
パッケージのサイズが小さくなったので、フロントフックの位置が確保できず、従来のハニタスとは全く違う機構を採用しています。
今まではPETに切れ目を入れて、そこに針を差し込みパチンと止める形にしていましたが、今回は三角形の穴を開けて針を入れ込む構造に変更しました。三角形の穴は一度入れると引っかかって外れにくいサイズで設計しており、梱包作業の効率を高めながら、ルアーをしっかり固定する構造に仕上がっています。
ルアーをより美しく魅せる設計
そしてもう一つのポイントとなったのは、やはりルアーの魅せ方。頭が厚く、尻尾が薄いため、パッケージにセットすると頭が飛び出て見えてしまいます。尻尾側に傾斜をかけ、平行に見えるよう調節。
調整したパッケージにルアーをセットしましたが、平行な角度だとボディが暗くなってしまうという問題点が浮き上がりました。お客様がこだわり抜いたルアーをより美しく魅せるため、ルアーの角度や光量などを加味して設計しています。
また、今回も尻尾を保護するテールカバーを付属したいとご相談いただき、ハニタスプラスに付属しているカバーと同じサイズで内部のPETに埋め込みました。ハニタス・ハニタスプラスなどの他シリーズのルアーにも使えるようになっています。
今回のハニタスLRは色展開も多く、Madotachi様のインスタ等拝見させていただいているのですが、どのルアーもとても素敵なのです!個人的には、「春(サクラ)」がすごく好みで、釣りの経験はないのですが、買ってしまおうか…と悩んでしまいました。ルアーのボディに薄く花びらが浮かんでいるのがとっても可愛いんです!
他にも「夏(スイカ)」「寅カラー」など、個性的なカラーバリエーションの展開が楽しみです。
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こだわりの商品を魅力的にみせるパッケージが作りたい、商品のブランディングを高めたいといったご要望がございましたら是非美販までご相談ください。お客様が思い描くパッケージを形にさせていただきます。