BIHAN 株式会社 美販

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こんにちは。営業部の宮口です。

美販に入社して早いもので一年が経ちました。
まだまだ知らないことばかりですが、社内のこと、ダンボールのこと、設計のこと
たくさんのことを学び、少しずつできることが増えてきました。

これからも、何事にも好奇心を持ってより一層知識を深めていきたいと思います。

先日、弊社がフレキソの印版を購入させていただいている渡辺護三堂様がご来社くださり、印版について詳しく教えていただける機会がありました。
今回は私が学んだ”印版について”ご紹介いたします。

少し長くなりますが、ぜひ最後までお付き合いください。

ダンボールへの印刷方法で最も一般的なのが”フレキソ印刷”です。樹脂でできた版の凸部にインキを付着し、基材に転移させるハンコのような印刷方法です。

今回はフレキソ印刷の際に使用される印版について教えていただきました。

◆フレキソ製版の素材・厚みについて

フレキソの版の素材についての説明イラスト

フレキソ版には液状と板状二種類の印版があり、現在日本で使用されているほとんどが液状の印版だそうです。液状は再利用が可能なため環境に優しい素材とされています。

通常使われる厚みは7mm厚の印版で、柔らかいためベタ塗りに適しています。一方で横によれやすいというのも特徴です。厚みが薄くなるほど硬度が高くなり、細かい表現が得意なものになります。しかしベタ塗りは苦手な上、7mm対応の機械が多く、台座などを引いて厚み調節が必要となります。

フレキソ印版の厚みについて説明するイラスト

 

このように印版の素材や厚みによって印刷の仕上がりが変わってくるため、製版業者さんは印刷するデータから、適切な版を提案し、制作してくださいます。

 

◆より再現度の高い印版を作るための技術

版を作る際は、デザインデータを元に作成します。
液状の印版はゴムのように柔らかく、印刷の際はハンコのように押し付けるため、線や文字は太くなり、データ通りに仕上がらない場合があります。

フレキソ版を作る際のデザイン調整

 

小さい文字は1mm、2mm太くなるだけで潰れてしまうことがあるため、あらかじめデザインデータの文字を細くするなど、調整してくださっています。

また、液状素材の印版には”高再現キャップ”というものを取り付けることができ、版の先端に硬度の高い別の樹脂で覆うことで、7mm厚の印版でも細かい印刷が可能になります。印版の一部にだけ使用することもできるため、高再現キャップを使用することでベタ塗りも細かい文字もどちらも表現することが可能になります。

高再現キャップについての説明するイラスト

 

渡辺護三堂様では、デザインの調整や、お客様と打ち合わせをしてデザインから企画・提案をすることもあるそうです。

調整といっても、必ずしも『きれいで整ったデータ』がお客様の思い描くものだとは限らず、あえてズレたデザインにしたい・あえて掠れさせたいなどお客様によってデザインの考え方は人それぞれなため、どういったイメージをお持ちなのかヒアリングをしながら、品質の高い印判に仕上げることを心がけていますとお話ししてくださいました。失礼ながら、調節などをしなくてもデータ通りに仕上がってくるものだと思っていたのですが、こんなに手間をかけて仕上げてくださっていたのですね!少し驚きました。

印刷や印版についてはあまり知識がなく、今回の取材で初めて知ったことがほとんどでした。
フレキソの印版は、弊社の工場でもたくさん使われており馴染み深いため、イメージしやすく、楽しくお話を聞かせていただきました。
入稿の際の注意点なども教えていただいたので、実践で活用できるようにしっかり覚えます!
渡辺護三堂様、今回はご協力ありがとうございました。

印版の作り方についても後日ご紹介させていただく予定なので
是非、次回も読んでいただけるとうれしいです!

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