お客様からよく聞かれることがあります。
「美販さんってどうして変わったものを作ったりしてるんですか?」
「東大阪の会社なのに東京から仕事の依頼が来たりするんですか?」
主語はあくまでも「お客さま」
実は私たちとしては、変わったモノを作ろうとか、こんな良いものを作ろうとか、
あんなの作ったら売れるかな?とか、こういうの作ったらかっこいいね!
という発想はあまりないんです。
もちろん、「こんなの作ったら面白いね」というのはあることはあるのですが。
根本的に、主語が自分たちではなく、お客様の喜んでいただいている笑顔を思いながら
「こんなの作ったら喜んでいただけるかな?」
「役に立てるかな?」と考えながら、ダンボールの設計やデザインをしています。
美販では、お客様への提案が設計・デザインだと考えているので、
そうでないものは「アート作品」なのかなと。
もちろんごくごく普通のパッケージもたくさん設計していますが(笑)
私たちの仕事は、ワクワクすることも多く、好奇心を持って、
様々な分野にアンテナを張るようにしています。
お客様によろこんでもらい、自分も楽しい。
美販が大切にしていることの1つです。
早く作って早くカタチにする
現物を見て触ってみるから、次のアイデア、次の課題が見つかる。
それも自分1人ではなく、チームで共有できる。
結果的にお客様から見れば、いろんなものを作っていると思っていただけるのかな。
またそれを見て、遠方からも「美販ならカタチに出来る」と思っていただき、
お声かけいただけるのかもしれません。
例えば。
福井県にある【ナチュラルスタイル様】から、
教育用ワンボードマイコン「IchigoJam」を使った、
組み立て式学習用ロボット制作のお仕事をいただいたときのこと。
「一台は3Dプリンターで作ることができますが、それだと納期もかなりかかりますし、樹脂製だと金型の費用がかなりかかるんです。いろいろハードルがありまして……」
というご相談を受けました。
「美販さんなら、ダンボールで作ることは可能ですか?」
商品化への課題はたくさんありましたが、福井県から大阪に来ていただき、
「腕の部分も可動させることはできますか?」
などなど、ご要望をヒアリングさせていただきました。
後日、ヒヤリングを元に制作したサンプルを宅配便でお届けしたところ、
大変喜んでいただけました。
で、完成した量産品がこちら。
子どもだってプログラミング——組み立て式こどもロボット「paprika」
ダンボールだからこそ、スピーディーにかつ美販だからこそ、
ご要望や課題をクリアすることができたと自負しています。
休憩時間には頭の体操
他にもいろんなモノを作っていますが、休憩時間には頭の体操的に
こんなものを作ったりするスタッフもいます。
トイレットペーパーの芯が……
少し手を加えると、こんな感じに!
「あのお客様の、今度開催されるワークショップで使えないかな……?」と想像しながら。
今日も美販では、お客さまの喜ぶ顔を想像しつつ、楽しみながら真面目にダンボールと向き合っています。