今年も参加しました!
社会教育支援事業「モノづくり体験教室」 | NPO法人 東大阪地域活性化支援機構
東大阪市内の小学校52校を対象に、5,100人の児童へ「モノ作りの啓発の推進」を目的とした「モノづくり体験教室」が実施されています。(東大阪市からの委託事業)
地元企業活動を子どもたちに知ってもらうと同時に、道具の使い方、モノ作りの基本、素材の基本など、実際に手を動かし、体験してもらおうという取り組みです。
東大阪はものづくりの町
東大阪市とその周辺地域は、「モノづくりの町」として知られています。しかし、近年では新規に参入する企業が減り、後継者不足をどうやって解消するかが、重要な課題となっているのです。
だからこそ、次世代を担う子どもたちに、製造業のことを知ってほしい!
ものをつくる楽しさを知ってほしい!
そんな熱い思いで、今年も「モノづくり体験教室」に参加させていただきました。
110名の児童に授業。教えることの難しさ
今年も110名の児童に授業おこなったのですが、これがまた難しい。
110人いれば、110通りの教え方があるわけで……。改めて先生ってすごいなあと思います。
どれだけ相手の立場になって説明できるかが大切で、自分が理解していること前提で進めてしまうと、結局何も伝わらない…なんてこともよくあります。
「教え上手は仕事上手」ともいいますし、美販ではこういった活動を通して、教えることの難しさを学ぶ場としても活用しています。
どちらかと言えば、子どもたちに「学ばせてもらっている」という感覚ですね。
同時に、子どもたちが楽しそうに作っている姿を見ることは、とても楽しいですし、仕事であることを忘れてしまいます(笑)
授業では、リサイクルにまわす前に、つくる楽しさを体験してほしいと考え、体験教室では、ダンボールのリサイクルについても話しました。
ダンボールはリサイクル率の高い素材です。
ネット通販で届く箱や、家電製品などを購入するとダンボールの空き箱ができます。
この空き箱はリサイクルするため回収されていきますが、その前におうちの人に「このダンボール使っていい?」と一声かけてから、想像力を膨らませて何かを作って欲しいと伝えました。
思いついたものを作ってみる。
それはバスでもいいし電車でもいいし、秘密基地でもいい。失敗しても、簡単に潰すことができますし、切ったり、貼ったりすることもできます。紙だから自由に絵を描いたり、色を塗ることだってできる。
それがダンボールという素材の良さの一つだと思います。
今年は、あと300人の子どもたちに授業をお届けする予定です。
これからも、自分たちの成長のため、町づくり、地域活性化のために参加を続けていきたいと思っています。